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Electric Cherry News Story

Electric Cherryが自身の哲学「極めて理性的な意識」を音楽で表現

異世界のサウンドスケープを通して、自身の多様な世界観を探求する北京拠点のエレクトロフュージョンバンド — Electric Cherry

Electric Cherry News Story

Electric Cherryは、北京出身のエレクトロフュージョンバンド — 2020年末にリリースされたファーストアルバム「Baby I Hear the Voice of the Galaxy」(中国語名「宝贝我听到银河的声音」)では、その豊かなサウンドと多彩な音楽性で数え切れないほどの評価や賞賛を集めた。

同アルバムは、インディーミュージックやポップミュージックのシーンで数々の賞やノミネートを獲得し、中国音楽業界で最も権威があり、最大級の栄誉として知られるCMIC音楽賞の「年間最優秀デュオ/グループ」賞も2021年に獲得。2021年のSXSWオンラインショーケースにも招待を受け、同年の中国各地でのライブはチケット完売が続出するほどの人気を博した。

本年、Electric Cherryは2022年初頭にリリースされたセカンドアルバム「Planet Love Stories」(中国語名「星球爱情故事」)からの先行シングル「MOI」のパフォーマンスでNovationとコラボレーションを行い、アルバム収録バージョンの楽曲とは違ったムードのライブパフォーマンスでその魅力を披露 — Novation製品のパフォーマンスにおける様々な機能性はElectric Cherryの多様なスタイルとスムーズに融合し、音楽性をさらに昇華させた。 

Electric Cherryはファーストアルバムの頃から、IDM、ディスコ、トリップホップ、フューチャーベース、ダウンテンポなど、新旧の様々なエレクトロスタイルを積極的に取り入れており、2年後に発売されたセカンドアルバムでは、インダストリアルな雰囲気やメタリックな色彩が加わったほか、ポップロックの要素も取り入れるなど、さらに重層的な音楽性を聴くことができる。この豊かで多様なサウンドがElectric Cherry独自の「音楽の遊び場」を構築していると言えるだろう。

 

「自分達の音楽をジャンル分けしたり、特定のスタイルを目標にしたことはありません。今後もそうしたいとは思いませんね。」– Electric Cherry

 

フランス語で「私」を意味する「MOI」は、Electric Cherryのセカンドアルバムからの第一弾シングル。インダストリアルな要素が取り入れられたこのトラックは、「自己」から出発し、「すべてが自分」という考えに至る様子を曲を通して表現することをテーマとしている。このようなロマンチックで哲学的な表現はアルバム全体を通して聴くことができ、その創造性豊かなストーリーや描写は、論理的でありつつも予期せぬ驚きに満ちている。


Novation X Electric Cherry

Electric Cherryは長年のNovationユーザーであり、ライブパフォーマンスやスタジオでのアルバム制作にNovation製品を多用してきた — 

 

「最初に手にしたシンセサイザーは、MiniNovaでした。今でも愛用していて、ステージにも頻繁に持ち込んでいますよ。」– Yihang Xiao、Electric Cherry

 

Electric Cherry News Story

エレクトロフュージョンバンドElectric Cherryにとって、シンセサイザーは中核とも言える存在であり、サウンドの要となっている。そのため、ハイスタンダードなシンセサイザーの機能性と、それを活用するための便利なメソッドが必要となるのだが、こうしたニーズには豊富なサウンドと実用的なコントロールを備えたNovation MiniNovaとPeakが応えている — 

 

「Launchpad Proや新しいCircuit Rhythmを使うと、曲のモチーフを本当に手早く作ることができる。複雑なセットアップも不要、スタジオにいる必要すらなくて、こんなにコンパクトな機材で簡単にアイデアやメモを形にできるんです。」– Jin Yan, Electric Cherry

 

今回の「MOI」のパフォーマンスでは、シンセサイザーと生楽器が絶妙なバランスで組み合わされた — 音のダイナミクスの変化で「自己」を表し、電子音と生楽器が調和し共存するコントラストが「自己と無我」という曲のテーマを表現する一方で、曲の各パートのディテールは統一性のあるループを形成。これこそが彼らが貫いてきた方向性であり、奏でられるすべてのモチーフや多岐にわたるジャンルの中には確かなロジックがある。そして、Electric Cherryは常にこうした創作信条を胸にこれからも進んでいく — 

「ライブパフォーマンスでは、曲の雰囲気の鍵となる特徴的なシンセサイザーを使う必要があるので、MiniNovaとPeakの両機を使用しました。」「スリリングなサウンドでリスナーを魅了できるだけではなくて、すごく簡単にコントロールやモジュレーションもできるんです。それと、今回のパフォーマンスではPeakのコントロールにLaunchkey 49 MIDIキーボードも使いました。」

また、Electric CherryのライブではリズムセクションでもNovation製品が核となっている — 「リズムに関しては、生ドラムと打ち込みのビートを同時に鳴らしたかったんで、しっかりと生ドラムと同期するよう、リズムのコントロールとトリガーにLaunchpad Pro [MK3]を使いました。楽器だけでは表現できないサンプルの効果音やサウンドパックはCircuit Rhythmから出力して、クリーンなボーカルには信頼のFocusrite Clarett+オーディオインタフェースを使ってます。」

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